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ラケット
重量を変えずに打球面の面積を大幅に広げることで、打ちやすさが飛躍的に向上。
テニスラケットは、当初木製(トネリコ・楓・櫻・竹など)でしたが、スチール、アルミ合金を経て1970年代に米国で炭素繊維を使ったCFRPラケットが初めて発表されました。CFRPラケットは打球スピードが速い、耐久性が良い、デザインの適応性が高いという特長がありましたが、当初は高価であったことと最大の特徴である軽量化が必ずしもメリットとならず伸びは鈍いものでした。しかしスイートスポットを広くして通常ラケットより大きな打球面を持つオーバーサイズラケットが開発され、ここに“軽量・高強度のCFRP”がマッチし、設計の自由度が向上したことから、鈍かったテニスラケットへの展開が飛躍的に向上しました。
バドミントンラケットは、狭いコート内で軽いシャトルコックを打ち合うという点で、テニスラケットよりも軽量化が求められる用途です。様々な性能を持つ炭素繊維を活用することで、学生からトップアスリートまで、様々な層に最適な重量、しなり、反発性等を持つラケットの開発が可能になりました。
これらラケット用途において、トレカ®は、これまで技術難易度が高いとされてきた高強度と高弾性率化の両立を実現した、高強度・高弾性率炭素繊維トレカ®「T1100G」や「M40X」、ナノアロイ®技術を適用した高性能プリプレグを新規に開発し、ラケットの高機能化を実現。また、プレーヤーへの負荷低減を狙った振動吸収プリプレグも採用されています。この様にトレカ®は、様々な観点からプレーヤーのパフォーマンス向上に貢献しています。
Why TORAY Materials?
ラケット市場の多様な要件に適合する複合材料ソリューションを幅広く提供しています。
軽量
高強度と高弾性率の両立を実現した炭素繊維トレカ® T1100GやM40X、ナノアロイ®技術を適用した高性能プリプレグなど、東レの革新技術が軽量化の極限追及を可能にします。
豊富な炭素繊維ラインナップ
機械物性やフィラメント数など、業界随一の幅広い製品ラインナップを有し、高性能、高品位、安定供給を強みに、お客様のご要望にお応えします。アマチュアからトップアスリートまで、様々な層に最適な重量、しなり、反発性等を持つラケットの開発が可能です。
ナノアロイ®技術は革新的な微細構造制御技術であり、その基本特許、コアプロセス特許、一般特許は当社が保有しています。
強さ(強度)と硬さ(弾性率)の両立をより高い次元で適えた第3世代炭素繊維
トレカ®T1100Gとトレカ®M40Xの詳細はこちら
東レのラケット用複合材料
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