PC&その他

Lenovo X1 Carbon

VAIO® SX12 | 勝色特別仕様

新たなデジタル世界のための素材

当社は、次世代の電子機器向けに革新的で軽量、さらにコスト効率の高いソリューションを提供しています。

ノートパソコン部材に適した熱硬化性・熱可塑性素材などがそれです。

熱硬化材技術を活用してLenovoやVAIOなどのお客様と共同開発を行い、ハイエンドノートパソコンの炭素繊維強化プラスチック(CFRP)部品を製造しています。

また、ワンショット圧縮成形や射出オーバーモールド成形を中心とする量産工程を組み合わせて、長繊維強化熱可塑性樹脂(CFRT™)も製造しており、これはノートパソコン、携帯機器、タブレット向けの頑強性、保護性、美しい外観を備えた構造筐体の製造に使用されています。高い費用対効果と性能を特長とするこの技術は、HP Spectre 13 Ultrabookの底面カバーに採用されました。

当社は、幅広い製品を基にカスタマイズしたノートパソコンソリューションと、同市場における長年の経験で培った専門知識を提供します。

Why TORAY Materials?

当社は製品開発投資を継続的に行い、家電製品業界の最先端を行くコンポジットを製造しています。

当社のCFRPには次のような特性があります。

超軽量・高堅牢

東レのUD炭素繊維と独自開発の超軽量コア材を組み合わせ、構造体としての強度・剛性を保ち、筐体としての堅牢性に優れながらも超軽量性を実現できます。
また、特殊設計のマトリックス樹脂により、UL-94のV0達成が可能です。

材料からの一貫サプライチェーン

垂直統合型サプライチェーンにより、お客様のご要望に応じて、炭素繊維や樹脂の選定、構造設計、CAE解析を経て最適な仕様提案を行い、射出成形、塗装等の仕上げを経て完成品で供給を行います。

ハイブリッド成形技術

東レ独自技術により、CFRPと熱可塑樹脂のハイブリッド一体成形が可能です。その為、CFRPの高い力学特性を活かしながら、ボス・リブ等の複雑形状を形成する事ができ、お客様ご要望形状を実現できます。

良意匠

東レ炭素繊維の織物やUD炭素繊維を表層に積層しクリアー塗料で塗装する事で、炭素繊維の特徴を打ち出した高い意匠性が実現できます。
また、お客様のご要望に応じた塗料を使用することで、赤・青・金・銀等の多彩なフィニッシュの実現が可能です。

当社のCFRT™には次のような特性があります。

強化配向の設計

当社の強固なCFRT™熱可塑性ラミネートの繊維構造は、お客様の詳細な仕様に合わせて設計されており、強度と剛性を最適化します。特定方向の強度を得るためには一方向テープを使用し、部品の剛性を高めるために必要な嵩を織物で補います。

高強度

当社のCFRT™可塑性ラミネートは耐久性に優れた炭素繊維と、母材である熱可塑性樹脂により、耐衝撃性、UL-94難燃性基準、良質な表面仕上げを実現しています。

遮熱性

現代のノートパソコンは旧モデルよりも高温になり、金属製の底部からユーザーに熱が伝導します。当社の熱可塑性コンポジットは熱を放散するため、ノートパソコン底部が熱くなることなく、快適に使用できます。

大量生産

当社のCFRT™熱可塑性ラミネートは、容易に生産規模を10万個以上に拡大できます。数分で加熱成形して最終形状に成形でき、リブ、クリップ、ブラケットなどの細部は射出オーバーモールドで最終形状に成形可能です。

リサイクル可能

環境配慮を重視する当社が開発した熱可塑性コンポジットは、回収して別の部品として使用でき、原材料を100%活用できます。また、新たなリサイクル技術や用途開発のため、当社はお客様や研究グループとの共同プログラムに積極的に参加しています。

東レのPC用複合材料

東レグループ関係会社(海外)関連ページへのリンク

会社名 リンクについて
Toray Advanced Composites

Toray Advanced Composites

アメリカ、オランダ、イギリス 成功事例
HP Spectre13 Ultrabook Dカバー
Toray Performance Materials Corporation

Toray Performance Materials Corporation(PMC)

アメリカ、中国 ホーム