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提供価値

世界をリードする炭素繊維

1971年にトレカ®PAN系炭素繊維の製造を開始して以来、当社炭素繊維は航空宇宙、スポーツ用品、モータースポーツ、産業用途において、卓越した技術・品質を体現し、事実上の業界標準として認知されるようになりました。

機械特性と加工性に優れたトレカ®炭素繊維は、世界各地の安全かつ安定したサプライチェーンを通じて供給されています。

幅広い製品ラインナップと垂直統合

当社は、航空機用途向け高性能・高品質炭素繊維繊維から、関係会社ZOLTEKが製造する大型生産に適した低コストラージトウ炭素繊維まで網羅する、市場でも類を見ない広範な炭素繊維材料を供給しています。また、技術や加工能力への戦略的投資の結果、織物、プリプレグ、中間材料などにも対応できます。当社のプリプレグ技術は、2018年にTenCate Advanced Composites(2019年にToray Advanced Compositesに名称変更)を買収したことで強化され、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂の両方を有しています。さらに、お客様と提携して各事業に最適なカスタマイズされた材料ソリューションを提供し、様々な市場における複合材料の進化を支えています。

グローバルオペレーション/ローカルサポート

日本、韓国、フランス、アメリカでトレカ®炭素繊維を製造し、現地オペレーションに合わせた安定供給と迅速な納入を徹底しています。また、アジア、ヨーロッパ、アメリカに中間素材の生産拠点も有しており、地域毎に完全な垂直統合サプライチェーンを構築しています。

世界の研究開発技術センター

日本アメリカフランス、オランダの4ヶ所に複合材料研究所があり、技術サービスおよび総合的な複合材料ソリューションを通じて、世界中のお客様をサポートしています。研究所では、高度な試作、材料システム開発、高度な材料特性評価など、概念実証から生産までの幅広い研究活動を行えます。

技術とコラボレーションを通じて新しい価値と持続可能な未来を創造します

コンポジット業界における50年間の実績から得た技術的知識と専門知識を活用し、お客様、業界パートナー、技術研究所とともに複合材料技術の発展を目指して支援と投資を継続しています。コンポジットバリューチェーン全体における社内の技術的専門知識と、熱可塑性・熱硬化性技術を網羅する広範な技術ポートフォリオにより、複合材料サプライチェーン全体で実効性のあるイノベーションを推進します。

主要用途における東レの価値

モビリティ

航空宇宙

当社では様々な形態(CF、織物、熱硬化性/熱可塑性プリプレグ、UDテープ、ラミネート等)で材料を提供しており、AFP/ATL、RTM、オートクレーブ、OoA/VBO、プレス成形など多様な加工技術を適用できます。

30年以上にわたりお客様から信頼を寄せられている広範な材料データベースは、開発期間の短縮に貢献しています。

また、都市交通問題の解決に向けた取り組みの一環として、アーバン・エア・モビリティ(UAM)プロジェクトへの投資を行っています。

自動車

当社の材料は様々な形態(トレカ®レギュラートウ/ZOLTEK™ラージトウ炭素繊維、織物、熱硬化性/熱可塑性プリプレグ、ET40プリプレグ、チョップドファイバー、CF-SMC等)で提供されており、高サイクルRTM、オートクレーブ、OoA、プレス成形、射出成形など幅広い加工技術を適用できます。

CFRP設計や金属を用いたマルチマテリアル化のサポートを通じて、軽量化を実現しつつ、コスト競争力の高い量販車向けソリューションを提案できます。

織物のドレープやCF-SMCのフローなど、構造や工程のシミュレーション技術を活用して、複合材料性能に対する信頼性を高めています。

エネルギー

当社は、風力発電翼用途のZOLTEK™ラージトウ炭素繊維PX35と、CNGタンク用途のトレカ®炭素繊維を事実上の業界標準素材として供給し、持続可能な世界の創出を支援しています。

今後は、タンクの補強に使用される炭素繊維と、燃料電池システム用電極基材など、CHGタンク用途の材料供給に注力します。

クオリティ・オブ・ライフ

東レは長年にわたり、スポーツ、マリン、土木・建築補強、家電用途などの分野で、生活の質の向上に貢献してきました。

将来的には、コンポジットソリューションを通じて、医療、介護、宇宙、通信分野で活用できるイノベーションの創出に注力します。