ガス拡散層(GDL)

トレカ®カーボンペーパーは、高温で熱処理された多孔質のC/Cコンポジット(炭素繊維と炭素の複合材料)で、高導電性、高気体透過性、耐食性、高強度などの優れた特長により、燃料電池用電極や他の電極用途に使われています。

固体高分子型燃料電池の構造と発電の仕組み:

燃料電池発電の仕組み:
トレカ®カーボンペーパーはリン酸型燃料電池や固体高分子型燃料電池の電極基材(ガス拡散層=GDL)に適しています。GDLは燃料電池の主要部材で、高い導電性と熱伝導性に加え、耐食性を備えています。

当社は、トレカ®カーボンペーパーだけでなく、GDLも製造しています。

特長

高導電性

炭素繊維が炭素に結着されているため、電気がよく通ります。

高強度

薄くて強度が非常に高く、また圧縮特性に優れています。

高気体透過性

気孔率が高く(約78%)、ガスがよく流れます。

耐食性

高温で熱処理した炭素のみから成り、不純物が少なく耐食性に優れています。

表面平滑性

炭素繊維が面方向に配向しており表面平滑性に優れ、凸凹が少なくなっています。