電極

燃料電池用電極に必須の素材

燃料電池は、化学反応を利用して燃料の潜在エネルギーを放出する発電装置です。クリーンで静音性、効率性、拡張性に優れ、ほぼすべての電力用途に対応する汎用性を備えています。
(出典:Fuel Cell & Hydrogen Energy Associationウェブサイト、http://www.fchea.org/

トレカ®カーボンペーパーは、
高温で熱処理された多孔質のC/Cコンポジット(炭素繊維と炭素の複合材料)で、優れた特長を生かして燃料電池の電極基材やその他の電極用途に使われています。

固体高分子型燃料電池の構造と発電の仕組み:

燃料電池発電の仕組み:
トレカ®カーボンペーパーはリン酸型燃料電池や固体高分子型燃料電池の電極基材(ガス拡散層=GDL)に使われています。

当社は、トレカ®カーボンペーパーだけでなく、GDLも製造しています。

電極反応:
1)アノード側(燃料極):2H2 → 4H+ + 4e-
2)カソード側(空気極):4H+ + O2 + 4e- → 2H2O

用途例:

Why TORAY Materials?

高導電性

炭素繊維が炭素に結着されているため、電気がよく通ります。

高強度

薄くて強度が非常に高く、また圧縮特性に優れています。

高気体透過性

気孔率が高く(約78%)、ガスがよく流れます。

耐食性

高温で熱処理した炭素のみから成り、不純物が少なく耐食性に優れています。

表面平滑性

炭素繊維が面方向に配向しており表面平滑性に優れ、テキスタイルのような凸凹が少なくなっています。

東レの電極用複合材料

東レグループ関係会社の関連リンク(外部ページ)

会社名 リンクについて
Toray Advanced Materials Korea

Toray Advanced Materials Korea

韓国 炭素繊維