導入事例

超軽量ソーラープレーン:JEC Innovation Awardを受賞

2021年6月4日:

今週、東レ株式会社の子会社である東レ・カーボンマジックの炭素繊維複合材料を使用したソーラープレーンが航空宇宙分野におけるJEC Innovation Awardを受賞しました。JEC Innovation Awardは、世界で最も革新的な複合材料ソリューションを選出することで知られています。

このプロジェクトは、World Solar Challengeで優れた実績を持つ東海大学、スカパーJSAT、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との協業で進められています。今回の受賞は産学官の連携による成果と言えます。

プロジェクト成功の鍵は、航空機の設計・製造に全面的に複合材料を全面的に使用することで、翼幅16 mながら超軽量、高剛性の構造を実現したことでした。また、先端複合材料の力学特性により、本ソーラープレーンのフレーム構造は材質疲労や環境条件に強く、長期にわたって高高度で優れた飛行性能を発揮することができます。現在進行中である本プロジェクトの目的は、広範囲の通信ネットワークにおけるエネルギー効率の高い中継局の提供です。

東レグループは、21世紀の最も重要なグローバル課題はサステナリビリティであると考えています。今後も革新技術と先端材料を提供し、グローバル問題の解決に貢献してまいります。

参照:2021 JEC Innovation Award:www.jeccomposites.com